2020年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ書:土木局/* --項目挿入-- */?>
2019年09月04日
- 国道176号線(名塩道路)については、国土交通省が生瀬地区を重点整備区間と位置付け工事を進めている。東久保地区については、用地買収の進捗を図っており、生瀬地区と同時に完了するよう要望しているが、引き続き、名塩道路全線の早期完成について、国土交通省に要望すること。
- 交通事故から市民の命を守るため、とくに高齢者や障がい者、車いす、ベビーカーなど市民が安心して通行できるよう、以下のことにとりくむこと。
- 大津市で散歩中の保育園児が事故にあった。西宮市でも同様の事故が起こりかねない。通学中の子どもを交通事故から守るためにも交差点や道路等にガードレールを設置すること。
- 市内の道路上における路面標示については、塗装標示が消えかかっているところがある。道路パトロールを強化し、復旧を県に求めることとともに、市が施工した破線なども同じように対策を行うこと。
- JR甲子園口駅北側から県道西宮豊中線交差点までの道路は歩行者、車等交通量が多く危険である。時速30kmに制限速度を落とすなど対策を講じること。
- 歩道の新設、歩道と車道の段差解消、傾斜の改良、拡幅について、以下の箇所を急ぐこと。
- 国道171号線以南、旧国道までの今津西線では、一部歩道が設置されているものの全体として歩きにくい道路である。また、「事業の手法、時期等を検討すべき路線」と位置付けられている国道2号線から阪神電鉄本線区間(約620m)については、『社会経済状況が厳しい』として先送りとなっているが、早急に歩道整備を進めること。
- 甲子園段上線の国道2号線からJRまでの間、歩道上に電柱が立ってたいへん歩きにくい状態となっている。車道はさほど交通量が多くないことから、狭い歩道を道路側に拡幅すること。
- 国道43号線の夙川ランプ下の西側は、狭いトンネルを車両と人と自転車が交錯し、大変危険である。必要な安全対策を国とともに進めること。
- 樋之池町の市道1027号線の歩道については傾斜している。傾斜については車道側をゼロとして緩やかにつけること。
- 大沢西宮線の大井手交差点から、国道171号線の越水交差点までの道の歩道が狭くて状態が悪い。そのために、押し車やキャリーカート、ベビーカーの通行に困難をきたし、場合によってはやむを得ず車道を通行せざるを得なくなっている。早急に補修、改良すること。
- 鳴尾御影線と今津西線の交差点の南西では、右折車(2方向あり)を避ける直進車がしばしば歩道(歩行者だまり)に乗り上げ、危険である。対策を講じること。
- 芦原橋交差点南東のポールにかえて、ガードレールを設置すること。
- 阪急西宮ガーデンズ東側道路(高松町と田代町の境)にガードレールを設置すること。
- 国道43号線に面する自治体の中で歩道橋にエレベーターが設置されていないのは西宮市だけである。今津西線との交差点、小曾根線との交差点の歩道橋にエレベーターを設置するよう国に求めること。
- 道路交通法が改正され、「自転車は原則車道通行」となった。しかし現在、多くの車道では幅員の余裕がなく、車道に自転車専用帯を設置することは困難である。歩行者と自転車の安全な通行を確保するため、以下のことにとりくむこと。
- 関係部局との連携でマナー指導の強化等とともに自転車の歩道通行可能を示す標識・カラー舗装化を含め、必要な整備を進めること。
- 警察への届出がない事故は多数発生していると思われる。兵庫県が自転車保険加入を義務付ける条例を制定し、加入は定着しつつあるが、市としてもさらに啓発に努め加入を促すこと。
- 各駅前の周辺には通勤自転車などの放置が多く、その対策は引き続き重要課題であ る。次のことに早急にとりくみ、安全を確保すること。
- 主要な駅での駐輪マナー指導について、この間、阪急西宮北口駅や阪神甲子園駅について、指導員の配置時間の延長が行われているが、さらに他の乗降客が多い駅においても拡充を行うこと。また、引き続き駐輪マナー指導を強化すること。
- 駐輪場の設置については鉄道事業者に応分の費用負担を求めること。
- 臨港線の甲子園8番町バス停付近には自転車が不法に駐輪され、歩行者や自転車の走行に大変危険である。市として対策をとること。
- 交通事故から市民の命を守るため、信号機設置を要望しているがなかなかつかない。
以下の信号機設置の要望に関しては、県に予算の増額を要望し設置を進めること。
- 高松町交差点については、歩車分離信号に改めること。
- 今津西線の神戸女学院大学西門前三叉路交差点は交通事故が多発している。
児童の通学路にもなっており、信号機を設置すること。 - 県道今津東線と市道西第329号線の交差点での事故が多い。早急に信号機を設置すること。
- 山手幹線と市道瓦76号線の交差点に信号機を設置すること。
- 新甲陽町5番のホテル・ナカスミカダン南の交差点は6叉路となっており、歩行者や自転車での横断が大変危険で困難である。いっせいに歩行者等の安全な通行を確保するため、歩車分離信号(スクランブル信号)にすること。
- 花園町と甲子園5番町の間の道路については、コンビニの北側の道路が通学路になっている。コンビニ西側の南北道路に信号機を設置すること。
- 夙川オアシスロードと酒蔵通りの交差点は夙川をはさんで東側には信号機が設置されているが、西側には横断歩道すらない。2019年4月には交差点北西側に香櫨園市民センターが新設され、歩行者、自転車の通行量が増えていることから西側にも横断歩道と信号機を早急に設置すること。
- 視覚障害者等の安全通行のために次のことにとりくむこと。
- 引き続き、点字ブロック、誘導用線ブロック、エスコートゾーンなどの敷設を計画的に実施すること。
- 歩道への駐車、点字ブロック上の自転車の放置、および、店舗の置き看板などは、視覚障害者等の安全通行の妨げになっている。マナー指導の量を増やすなど、対策をとること。
- 山手幹線の神明西交差点(広川内科クリニック前)及び西福河原線交差点に、それぞれ音響式信号を早急に設置すること。また、すでにある音響式信号についても、音源の位置を低くするなど、近隣住宅への配慮をするよう県に求めること。
- 今津西線の国道43号線以南については、大型車両・特殊車両通行がなお増加し、住環境悪化が進んでいる。関係部局と連携し、必要な規制措置をとること。
- 全市的に生活道路の補修・舗装の要望が多い。まず、生活道路の総点検を行う中で補修・舗装箇所を洗い出し、それに見合う予算を確保するとともに、市民要望があればすぐに補修や舗装を行うこと。また、深い側溝や水路などに転落防止柵の設置を行うことと併せ、既に設置されている柵については塗装のはがれなどの点検を行い、鉄部が傷む前に補修すること。
- 道路沿い、あるいは歩道上の植栽から雑草や神樹が生い茂っているところがある。また、街路樹が成長しすぎて、信号が見えにくい、街灯が暗くなるなど、事故などにつながるため、パトロールなどを行い早急に対処すること。
- アサヒビール跡地周辺での歩行者・自転車のJR横断道路整備については、名神高速道路沿い西側付近での横断が適当とのことで、2018年9月議会で概算事業費約40億円の大まかな内容が示されている。課題は多いが、アサヒビール跡地には民間老人施設や県市統合病院も建設されることから、早急に事業化すること。
また、国道2号線からJRまでの津門川左岸線も、この近辺のJR横断道として引き続き機能することになる。安全対策を進めること。
- 山手幹線が全面開通した。現在、熊野工区の整備が進められているが、地元住民の要望にそって、寿工区及び大谷工区とともに片側1車線のままとすること。
- 阪急甲陽線地下化については、地域の住環境、自然環境破壊への強い不安から、事実上中止となった。わが党が提案してきた「踏み切りと連動した信号機の設置」と「歩道の確保」、さらに踏み切り南側の交差点は右折禁止にするなどの、安全対策を直ちにとりくむこと。
- 県道大沢西宮線、特に阪急甲陽線から銀水橋間の安全対策を早急に行うよう、引き続き県に強く要望すること。
- 兵庫県は2015年6月に、巨大津波に備えた防災・減災対策として、「津波防災インフラ整備計画」を策定し、10年間の計画で防潮堤の強化工事を進めており、これにより、西宮市でも津波被害が大きく軽減されることになる。整備計画の着実な実施のための予算化を兵庫県に求めること。また、2018年9月の台風21号による高潮対策についても早急に計画を取りまとめ着実に実施するための予算化を県に求めること。
- 西宮浜連絡道路(以下、はね橋)は、埋立地と市街地をつなぐ唯一の生活道路である。西宮浜・御前浜公園整備にあわせ、はね橋の開閉について見直すとしているが、はね橋をあげなければ通行できないような大型ヨットが通行することはない。直ちにはね橋の開閉をやめ市民が365日24時間いつでも通行できるように、港湾利用者との協議を積極的に行うこと。
- 臨港線からはね橋にいたる市道西第178号・180号線拡幅工事が進められているがその中で、これから既設防潮堤の撤去工事と歩道整備が行われる予定となっている。撤去工事は大規模で長期にわたることから近隣住民への影響が懸念される。近隣住民には丁寧に説明し不満の声も聞き取りながら、安全第一で工事を進めていくこと。
- 緑の確保、環境保全、市民の憩いの場、また緊急避難所として公園は重要な役割を果たしているが、市の公園施策は十分とは言えない。以下とりくむこと。
- 緑の基本計画では、2022年度には一人当たりの公園面積を20uとしているが、現状は10.1uに留まっている。生産緑地等の積極的活用で早期に公園整備計画を策定しとりくむこと。この他にも民有地や遊休市有地等を活用して街なかに公園を新たに確保すること。
- 甲陽園大池の横にある市営住宅跡地については、甲陽園市民館の建て替え先となっている。残地については売却せず、公園や広場として活用すること。
- 公園の清掃について市民参加をすすめることは当然であるが、各所で手入れが行き届いてない公園がある。必要な予算を確保し、剪定作業や清掃の回数を増やすなど、市の責任で改善すること。
- 老朽化した遊具やベンチ等でのケガを防止するため、2019年度からは有資格者による精密点検を年に1回実施している。今後も継続すること。
- 公園のトイレについては、公園利用者だけでなく「公衆トイレ」としての役割をもっている。洋式化の推進や身障者用のトイレなど、「みんなのトイレ」を整備すること。また、清掃回数を増やすなど「きれいなトイレ」をめざすこと。
- 中津浜線高架下北児童遊園では、地域からの水道設備を求める声がある。設置すること。
- 市内の道路や公園などで街路樹の根が張り、アスファルトや土を持ち上げていて、大変危険なところがある。早急に調査のうえ対策をとること。
- 角間公園は雑草が生い茂っている。早急に刈り取ること。
- JR旧福知山線ハイキング道について、2016年11月に一般開放されて喜ばれている。ハイキング道の生瀬からの入り口付近に簡易トイレが設置されたがゴールデンウィークや紅葉の時期などには、特に女性トイレが不足している。トイレの増設を行い、ハイキングコース内の途中にもトイレを整備するようにJRとの話し合いを行うこと。
また、現在地を示す全体地図や、トンネルなど歴史的な建造物の簡単な解説を載せた案内板を要所要所に設置するようJRに申し入れをすること。
- リゾ鳴尾浜を経営する(株)鳴尾ウォーターワールドは、2018年度決算では台風の被害等で利用者が減り赤字決算となっている。今後は老朽化する施設の維持管理についても西宮市のさらなる負担増も懸念されることから、民営化の検討等、事業手法について十分検討すること。