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ひぐち光冬の一般質問
2019年12月06日

ヘルプマークについて


 みなさん、こんにちは。傍聴席にお越しの皆様、インターネット中継をご覧の皆様、さくらFMをお聞きの皆様、ありがとうございます。日本共産党西宮市会議員団を代表して、私ひぐち光冬が3つのテーマ、1点目「ヘルプマークについて」、2点目「教員間のハラスメントが起きない学校づくりについて」、3点目「不登校支援について」一般質問を行います。資料のほうに、質問のポイントを載せていますので、適宜ご参照ください。

 さて、1つ目のテーマは、「ヘルプマークについて」です。
 ヘルプマークは、義足や人工関節を使用している患者、内部障害や難病の患者、精神障害、知的障害または妊娠初期の人など、援助や配慮を必要としていることが外見では分からない人々が、カバン等に付けることによって援助が必要であることを示すマークです(資料1に使用例を載せています)。2012年から東京都で配布が始まり、本市では2018年4月から配布を開始しています。このヘルプマークに関しては、公明党議員団を中心に本市議会においても何度か取り上げられてきておりますが、私のところにも当事者の方からこのことに関する要望が届きましたので、今回取り上げさせていただきたいと思います。
 当事者の方から次のような手紙が届きました。要約して読み上げます。
 「私は発達障害を持ち、精神疾患も患っています。ヘルプマークを持っていますが、誤解をされることが多く苦しんでいます。例えば優先座席に座っていると、ヘルプマークを身に付けているにも関わらず、睨まれたり、嫌な視線を受けることが多く、“座りたいがためのマーク”“印籠代わり”と思われているようで、日々つらい思いをしております。私だけでなく身近な知人の中には「若いんだから席を譲りなさい」と言われ、渋々席を譲って立っていたら急停車で転倒してケガをしてしまった人もいます。こういった間違った認識や偏見により、病状の悪化や、最悪の場合、命に関わることもあります。だから、議員や行政のみなさんには、精神疾患や発達障害に対する認知をもっと国民に拡げ、もっとみんなが生きやすい世の中にしてほしいし、ヘルプマークに対する認知をもっと広げ、偏見や差別をなくしてほしいです」
という切実な訴えでした。
 また、当事者の子どもをもつ他の方からは、「息子が災害時に、電車が止まってパニックになってしまった。そのときヘルプマークを付けていたにも関わらず、誰も助けてくれることはなかった。もっとヘルプマークの周知がなされていれば…」という声も聴いています。
 さて、ヘルプマークの周知における本市の取り組みはどうか。この9月議会で公明党八代議員がヘルプマークの周知について質問をし、そのときの答弁によりますと、「市政ニュース、市のホームページ、広報番組のほか、公共交通機関にも協力を求め、広報を行っている。学校園等でも、12月の障害者週間の時期に、ポスターの掲示を依頼することを検討している」とのことでした。周知のために一定の努力をされていることには敬意を表しますが、まだまだ実際には周知されていない現実を見ると、さらなる努力が必要であると言えます。ここで質問します。

  1. これまでポスター掲示をしてきた公共交通機関等に加え、市内の作業所などの福祉施設・郵便局・銀行・病院・クリニックなど公私問わず多くの市民が行き交う場所にポスターを掲示してもらうべきだと考えますが、いかがでしょうか?
  2. 多くの方がヘルプマークを身に付けることによって、より認知が広まり、偏見も徐々になくなっていくと考えますが、当事者の方でさえ、まだまだヘルプマークの存在を知らない現状があると聞いています。そこで、作業所や精神科クリニックなどで、希望者にはその場でヘルプマークを配布できる体制を整えてはどうでしょうか?
  3. 学校園でも同様のことをすべきと考えます。2016年から障害者差別解消法が施行され、インクルーシブ教育をすすめ、共生社会を実現していくことが求められています。そのような中でヘルプマークは、障害者の理解を促進するための重要なツールになりうると思います。そこで、全児童生徒にヘルプマークのお知らせを配布し、希望者は教師に申し出れば受け取れる体制を整えてはどうかと思いますが、市の見解をお聞かせください。
  4. 山形県や愛知県では、ヘルプマークの普及を民間企業に呼びかけ、「ヘルプマーク普及パートナーシップ制度」を創設しています。登録企業にはヘルプマークの普及に協力してもらい、「普及パートナー」として県のホームページ上に企業名が掲載されます。また、パートナー企業の普及活動のうち、より効果的であると考えられるものは県のホームページで紹介されます。この取り組みは、企業にとっても自治体にとってもメリットがあり、共生社会をすすめていく上で効果的であると思われるので、本市においても取り組むべきだと考えますが、いかがでしょうか?



 続いて、ヘルプマークに関して2点目。緑のヘルプマークについて伺います(資料2に写真を載せています)。赤色の通常のヘルプマークに対し、緑のヘルプマークは“逆ヘルプマーク”と呼ばれ、援助する側が身に付けて「サポートしますよ」の意思を示します。まだまだ障害者への偏見があり、ヘルプマークを付けることが逆にリスクとなってしまい、ヘルプマークを持っているにも関わらず、身に付けていない人もいると聞いています。そのような中で、緑のヘルプマークを付けている人がいれば、当事者の方々にとっては助けを求めやすくなり、大きな安心感につながるだろうと思います。緑のヘルプマークは静岡市の小学生らが発案し、今年度9月の静岡県議会でも取り上げられ、静岡県は導入を前向きに検討すると答えています。本市でも導入を検討すべきだと思いますが、見解をお聞かせください。