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ひぐち光冬の反対討論
2019年12月18日

指定管理者制度について反対討論


 ただいま上程中の諸議案のうち、日本共産党西宮市会議員団は、議案第106号指定管理者指定の件(西宮市立瓦林留守家庭児童育成センターほか2施設)、議案第109号指定管理者指定の件(西宮市立津門留守家庭児童育成センターほか1施設)、議案第110号指定管理者指定の件(西宮市立用海留守家庭児童育成センターほか1施設)、議案第111号指定管理者指定の件(西宮市立平木留守家庭児童育成センター)、議案第112号指定管理者指定の件(西宮市立塩瀬児童センターほか1施設)について反対いたします。
 以下、理由を述べます。

 我々日本共産党西宮市会議員団は、かねてより、「育成センターに指定管理者制度、とりわけ公募による選定はなじまない」と主張し続けてきましたが、まさに今、指定管理者制度による問題が噴出してきています。
 昨年度、公募により指定管理者となった株式会社が運営する育成センターでは、4月当初にいた指導員は半年足らずで全員入れ替わり、総括責任者もすでに3人目。指導員がコロコロ変わり、子どもも保護者も落ち着きません。夏休みには資格を持つ指導員が足りず、社内の他事業に従事している未経験職員がヘルプに入り、あたふた。開所時間の8時に職員が誰も来ず、登所した子どもたちが待ちぼうけをくらって混乱したということも聞いています。また、前の指定管理事業者から引き継ぎを受けていた職員が4月早々にいなくなり、引き継ぎの意味はなし。指定管理の指定を受けたら、あとはやりたい放題と言わんばかりの杜撰な運営に、関係者は混乱させられてしまっています。
 この株式会社の昨年度の選考時の得点が、平均で676点。それに対し、今年度議案第109号で指定されている事業者は、こちらも株式会社ですが、平均で617点です。この杜撰な運営をしている事業者より59点も低い事業者が議案第109号で選定されてしまっているのです。本当に大丈夫なのでしょうか?しかも、この議案第109号で指定されている事業者は、全体の評価結果を見る限り、今回公募を実施した8施設のうち7施設に応募しており、たまたま競合相手がいなかった2施設でのみ選定を受けています。しつこいようですが、本当に大丈夫なのでしょうか?
 公募による指定管理者選定を行う限り、このようなリスクを背負ってしまうことになります。競争性を促し、サービスを向上させていくことが公募制のウリのはずですが、1事業者のみの応募では競争性が生じないどころか、むしろ質の悪い事業者が参入してくるリスクを生み出してしまうことになってしまうのではないでしょうか?
 子どもたちの健やかな成長を願う育成センター事業や子育て支援事業が、このようなリスクを抱えながら行われることは、我々には容認できません。多少のコストが掛かったとしても、子どもたちの安心・安全な育成を第一に考えるならば、公募制ではなく非公募によって、これらの事業を行うにふさわしい事業者を選定すべきだと考えます。
 よって日本共産党西宮市会議員団はこれらの議案に反対いたします。