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新型コロナウイルス感染防止対策についての緊急要望
2020年08月07日

西宮市長 石井 登志郎様

 新型コロナウイルスの感染急拡大は、きわめて憂慮すべき事態となっています。感染の急激な拡大が、医療のひっぱく、さらに医療崩壊を引き起こし、救える命が失われることが、強く懸念されます。しかし、政府が感染拡大抑止のための実効ある方策を打ち出さず、反対に感染拡大を加速させる危険をもつ「GO TOトラベル」の実施を強行したことは重大です。
 現在の感染急拡大を抑止するには、PCR等検査を文字通り大規模に実施し、陽性者の保護治療を行う以外にありません。

 西宮市内では8月6日現在、感染者は212人となり、市民の不安も広がっています。PCR検査については本市でも拡大されつつあり5月13日時点で1日51件だったものが、7月29日には1日175件に達しています。8月18日からは、PCR検査センターも開設されますが、まだまだ感染拡大を抑止し市民の不安を払拭できる規模ではありません。
 よって、市当局におかれては、感染拡大を防止し、市民の命と健康、暮らしを守るため、以下の対策を取られるよう緊急に要望します。

  1. PCR検査は数値目標を持って拡充すること
    (1)集団感染によるリスクが高い、医療機関、介護施設、福祉施設、保育園・幼稚園、学校などの職員、利用者、出入り業者への定期的なPCR検査を行うこと。
    (2) 東京都世田谷区が新型コロナウイルス感染拡大を抑止するために「誰でも いつでも 何度でも」検査が受けられる体制を目指すとしている。市も検討すること。

  2. 陽性者の治療、療養については、県が入院、療養施設を一元管理しているが一層拡充、充実を求めること。

  3. ホームページではPCR検査数、陽性者数を公表しているが、感染者のプライバシーに配慮しながら@市における感染者の特徴A陽性率B陽性者の保護、治療状況等をも公表すること。



以上