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まつお正秀の反対討論
2020年12月16日

西宮市勤労福祉センター条例の一部を改正する条例制定


 私の方からは議案第251号西宮市勤労福祉センター条例の一部を改正する条例制定の件について反対討論を行います。
 この条例案は、松原町にある西宮市勤労会館、勤労青少年ホーム、サンアビリテーズの3施設利用者のため設けられている無料駐車場について、新たに30分間は無料で、以後は30分ごとに100円を徴収することに加え、現在施設利用時間外については閉鎖している駐車場も夜間30分あたり150円徴収し、通常駐車、夜間駐車のいずれも一回利用上限額を1000円にして有料化をするものです。障がい者と特に市長が認めたものについては減免できるとしていますが、一般利用者の駐車については有料となります
 当局からは有料化をする大きな理由については施設利用者ではない自動車が駐車していること、また、利用者のみを減免対応するには勤務体制の問題からむつかしいこと、さらに駐車料金収入の一部を、傷んでいる施設の机やいすなどの更新に充てることも報告されました。
 この条例案の審査が行われた民生常任委員会の質疑では、コインパーキングとして使うならば、本来施設利用する人たちが駐車できなくなる可能性があること、また、利用者には無料券や割引券などで減免をすべき、また、そのことによって不正使用も防げるのではないかという意見も出されました。また、この施設の関係団体への意見は聞いたのかとの質問には、西宮労働者福祉協議会、西宮市勤労福祉審議会などの関係団体からの意見を聞いた中で、施設利用者には減免措置をとるなどの対応をしてほしいという声も出されたとの説明がありました。
 市からは、近くにある市役所東館と同じ料金設定をしたとの説明もありましたが、この施設利用は市役所の証明書などをとる手続きとは違い、借りる時間は短くても1区分1時間30分であり、市役所利用とは利用時間の長さが大きく違います。
 また、料金の一部を傷んでいる会議室などの机やイスの更新に使うという説明も、今回の施設に限らず、他の施設の設備更新のためにお金がないという理由で、駐車料金だけでなく利用者負担が拡大していくことにつながることも懸念するものです。本来、市の施設の備品などが傷めば、市の予算を組んで正式な対応をすべきと考えます。
 以上の理由からこの条例案に反対いたします。