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2021年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ書:中央病院
2020年08月31日


  1. 兵庫県立西宮病院と西宮市立中央病院の統合再編基本計画(以下、基本計画)について、新型コロナウイルス感染症への対応をふまえ、感染症対応機能の充実・強化を図るため基本計画を見直した。
    特に重症用病床の確保として、病床の配置や動線、陰圧設備や個室の整備をすすめる一方、計画している病床数については変更せずに、平時と感染症対応時に病院機能を切り替えて対応する想定にしている。しかし、統合病院は病床稼働率を90%としており感染症が発生しても対応できないことが予想されるため、感染症対応の病床を平時より確保しておく必要がある。病床数については増床するようさらに検討すること。

  2. 現中央病院については統合病院が整備されるまでの間、現在地での経営を続けることになる。一層の経営改善に取り組むとともに、次のことにも取り組むこと。
    (1)新型コロナウイルス感染症で受診抑制のため中央病院も病院収益が大幅に減収している。減収分については国に支援を求めること。
    (2)公立病院としての存在意義を踏まえ、小児救急を含む救急医療の充実に力を入れること。引き続き医師や看護師の確保につとめること。
    (3)中央病院に行く路線バスの便数を増やす等、病院に行く交通の利便性の確保を行うこと。

  3. 統合病院の開設後、中央病院跡地には民間医療機関の誘致なども検討すること。