2021年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ書:土木局/* --項目挿入-- */?>
2020年08月31日
- 武庫川治水については県が計画を立て整備を進めているが、全国でも豪雨で大災害が起こっており武庫川でもいつ豪雨災害が起きるかわからない。武庫川総合治水計画については前倒しで整備を進めることを県に要望すること。
(1)武庫川ダム建設はきっぱりやめること。
(2)阪神武庫川駅南にある潮止め堰は撤去すること。その際、阪神電車の鉄橋をかさ上げし橋脚を補強すること。
(3)不要な床止め堰は撤去すること。
- 交通事故から市民の命を守るため、とくに高齢者や障害者、車いす、ベビーカーなど市民が安心して通行できるよう、以下のことに取り組むこと。
(1)市内の道路上における路面標示については、塗装標示が消えかかっているところがある。道路パトロールを強化し、復旧を県に求めるとともに、市が施工した破線なども同じように対策を行うこと。
(2)歩道の新設、歩道と車道の段差解消、傾斜の改良、拡幅について、以下の箇所を急ぐこと。
➀国道171号線以南、旧国道までの今津西線では、一部歩道が設置されているものの全体として歩きにくい道路である。また、「事業の手法、時期等を検討すべき路線」と位置付けられている国道2号線から阪神電鉄本線区間(約620m)については、『社会経済状況が厳しい』として先送りとなっているが、早急に歩道整備を進めること。
➁甲子園段上線の国道2号線からJRまでの間、歩道上に電柱が立ってたいへん歩きにくい状態となっている。車道はさほど交通量が多くないことから、いっそうのこと、歩道と車道の段差をなくすこと。
➂国道43号線の夙川ランプ下の西側は、狭いトンネルを車両と人と自転車が交錯し、大変危険である。必要な安全対策を国とともに進めること。
➃樋之池町の市道1027線の歩道については傾斜している。傾斜については車道側をゼロとして緩やかにつけること。
➄大沢西宮線の大井出交差点から、国道171号線の越水交差点までの道路の歩道が狭くて状態が悪い。そのために、押し車やキャリーカート、ベビーカーの通行に困難をきたし、場合によってはやむを得ず車道を通行せざるを得なくなっている。早急に補修、改良すること。
➅芦原橋南側の歩道を3mに広げてガードレールを設置すること。
➆阪急西宮ガーデンズ東側道路(高松町と田代町の境)にガードレールを設置すること。
- 国道43号線に面する自治体の中で歩道橋にエレベーターが設置されていないのは西宮市だけである。今津西線との交差点、小曾根線との交差点の歩道橋にエレベーターを設置するよう国に求めること。
- 安全・安心で快適な自転車利用の環境及び歩行者の安全性が高まる歩行環境の実現に向けて、今後の取り組みや具体的な施策等を取りまとめた「西宮市自転車利用環境改善計画」が策定された。自転車は「道路交通法」上では、自動車と同じ車両と位置づけられている。そのため、自転車を利用する際には、車両としての正しいルールを知り、守る必要がある。さらに、自転車の事故を防ぐため、以下のことに取り組むこと。
(1)自転車を運転する基本ルール、@自転車は車道が原則、歩道は例外A車道は左側を通行B歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行C安全ルールを守るD子どもはヘルメットを着用の「自転車安全利用五原則」を市民に繰り返し啓発すること。
(2)塗装が剥げている自転車専用道(高須中学校北側〜阪神武庫川駅前道路等)がある。塗装をしなおすこと。
(3)国道43号線と今津西線交差点の南の歩道は、人と自転車が激しく交錯しており大変危険である。国と協議の上、改良すること。
(4)上田公園から臨港線に至る小曾根線の自転車道には歩道との境に花壇がある。自転車道の幅が狭くなっていることや高木で視界が遮られるため自転車同士の衝突事故が起こっている。花壇を撤去すること。
- 交通事故から市民の命を守るため、信号機設置を要望しているが中々つかない。
(1)以下の信号機の要望に関しては、県に予算の増額を要望し設置を進めること。
@高松町交差点については、歩車分離信号に改めること。
A今津西線の神戸女学院大学西門前三叉路交差点は交通事故が多発している。児童の通学路にもなっており、信号機を設置すること。
B県道今津東線と市道西第329号線の交差点での事故が多い。早急に信号機を設置すること。
C山手幹線と市道瓦76号線の交差点に信号機を設置すること。
DJR甲子園口駅北側から県道西宮豊中線交差点までの道路は歩行者、車等交通量が多く危険である。時速30qに制限速度を落とすなど対策を講じること。
E花園町と甲子園5番町の間の道路については、コンビニの北側の道路が通学路になっている。コンビニ西側の南北道路に信号機を設置すること。
F夙川オアシスロードと酒蔵通りの交差点は夙川をはさんで東側には信号機が設置されているが、西側には横断歩道すらない。2019年4月には交差点北西側に香櫨園市民センターが新設され、歩行者、自転車の通行量が増えていることから西側にも横断歩道と信号機を早急に設置されること。
- 視覚障害者等の安全通行のために次のことに取り組むこと。
(1)引き続き、点字ブロック、誘導用線ブロック、エスコートゾーンなどの敷設を計画的に実施すること。
(2)歩道への駐車、点字ブロック上の自転車の放置、および、店舗の置き看板などは、視覚障害者等の安全通行の妨げになっている。マナー指導の量を増やすなど、対策をとること。
(3)視力障害者の人から、山手幹線の神明西交差点(広川内科クリニック前)及び西福河原線交差点に、それぞれ音響式信号を設置してほしいとの要望がある。設置すること。また、すでにある音響式信号についても、音源の位置を低くするなど、近隣住宅への配慮をするよう県に求めること。
- 今津西線の国道43号線以南については、大型車両・特殊車両通行がなお増加し、住環境悪化が進んでいる。関係部局と連携し、必要な規制措置をとること。
- 全市的な生活道路については、市民が傷んでいる道路等をメールで道路補修課へ送付することができるようになった。市民要望があればすぐに補修や舗装を行うこと。
- 深い側溝や水路などに転落防止柵の設置を行うことと併せ、既に設置されている柵については塗装のはがれなどの点検を行い、鉄部が傷む前に補修すること。
- 道路沿い、あるいは歩道上の植栽から雑草が生い茂っているところがある。街路樹によって信号が見にくい、街灯が暗くなるなど、事故などにつながることがあることから、早急に対処すること。
- アサヒビール跡地周辺での歩行者・自転車のJR横断道路整備については、名神高速道路沿い西側付近での横断が適当とのことで、概算事業費約40億円の大まかな内容も示されている。課題は多いが、アサヒビール跡地には民間老人施設や県市統合病院も建設されることから、早急に事業化すること。
また、国道2号線からJRまでの津門川左岸線も、この近辺のJR横断道として引き続き機能することになる。安全対策を進めること。
- 山手幹線が全面開通した。現在、熊野工区の整備が進められているが、地元住民の要望にそって、寿工区及び大谷工区とともに片側1車線のままとすること。
- 阪急甲陽線地下化については、地域の住環境、自然環境破壊への強い不安から、事実上中止となった。わが党が提案してきた「踏み切りと連動した信号機の設置」と「歩道の確保」、さらに踏み切り南側の交差点は右折禁止にするなどの、安全対策を直ちに取り組むこと。
- 県道大沢西宮線、特に阪急甲陽線から銀水橋間の安全対策を早急に行うよう、引き続き県に強く要望すること。
- 各駅前の周辺には通勤自転車などの放置が多く、その対策は引き続き重要課題であ る。次のことに早急に取り組み、安全を確保すること。
(1)主要な駅での駐輪マナー指導について、この間、阪急西宮北口駅や阪神甲子園駅について、指導員の配置時間の延長が行われているが、さらに他の乗降客が多い駅においても拡充を行うこと。また、引き続き駐輪マナー指導を強化すること。
(2)駐輪場の設置については鉄道事業者に応分の費用負担を求めること。
- 西宮浜総合公園の整備が進められているが、その一部である「にぎわい創出ゾーン」(民間業者に運営を任せる場所)の計画が、民間からの応募がなく滞っている。この際、市直営での運営に切り替え、市民の声を十分に反映した内容となるよう、計画を練り直すこと。
- 御前浜橋(以下、はね橋)は、埋立地と市街地をつなぐ歩行者専用の生活道路である。はね橋をあげなければ通行できないような船が通っていないにも関わらず、開閉を繰り返している。また、開閉を委託している協議会の実態はなく、契約違反が行われていたことも明らかとなった。そのような協議会への委託はやめ、即刻開閉を中止すること。
- 緑の確保、環境保全、市民の憩いの場、また緊急避難所として公園は重要な役割を果たしているが、市の公園施策は十分とは言えない。以下取り組むこと。
(1)緑の基本計画では、2022年度には一人当たりの公園面積を20uとしているが、現状は10.1uに留まっている。生産緑地等の積極的活用で早期に公園整備計画を策定し取り組むこと。この他にも民有地や遊休市有地等を活用して街なかに公園を新たに確保すること。
(2)甲陽園大池の横にある市営住宅跡地については、甲陽園市民館の建て替え先となっている。残地については売却せず、公園や広場として活用すること。
(3)公園の清掃について市民参加をすすめることは当然であるが、各所で手入れが行き届いてない公園がある。必要な予算を確保し、剪定作業や清掃の回数を増やすなど、市の責任で改善すること。
(4)公園のトイレについては、公園利用者だけでなく「公衆トイレ」としての役割をもっている。洋式化の推進や身障者用のトイレなどの整備が進められているが、未整備の公園については早期に整備すること。また、清掃回数を増やすなど「きれいなトイレ」をめざすこと。
(5)市内の道路や公園などで街路樹の根が張り、アスファルトや土を持ち上げていて、大変危険なところがある。早急に調査のうえ対策をとること。
(6)障害のある子どもたちも使える遊具を備えた公園(インクルーシブ公園)を検討すること。
- リゾ鳴尾浜を経営する(株)鳴尾ウォーターワールドは、今後は老朽化する施設の維持管理については西宮市のさらなる負担増も懸念されることから、民営化の検討等、事業手法について十分検討すること。