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ひぐち光冬の一般質問
2021年06月25日

第二庁舎と今後の新設公共施設におけるバリアフリーについて


 こんにちは。日本共産党西宮市会議員団のひぐち光冬です。傍聴席のみなさま、さくらFM、インターネット中継をご視聴のみなさま、ありがとうございます。ただいまより、日本共産党西宮市会議員団を代表して一般質問を行います。まず大きな1点目の質問は、「第二庁舎と今後の新設公共施設におけるバリアフリーについて」です。

 今年の4月下旬、私は脳性麻痺をもつ、電動車いすで生活している障碍当事者の方から電話を受けました。「新しくできた第二庁舎のバリアフリーチェックに行きましょう」という内容でした。私はもちろん二つ返事で了承し、実際に5月20日、その方の案内で第二庁舎のバリアフリーチェックを行いました。そしたらびっくり。第二庁舎の入り口で早速不十分な点が見つかり、トイレに至っては何ヶ所も不十分な点があることがわかりました。「新しい建物なのになぜ?」というのが、そのときの私の率直な感想でした。以下、具体的にバリアフリーが不十分な箇所について、指摘していきたいと思います。資料1に写真を載せていますので、適宜ご参照ください。

 まず、正面入り口のひさし。雨がかからないように正面入り口の真上にアクリル板のようなひさしが設置されていますが、そのひさしの長さが不十分で、スロープの所までカバーされていません。そして上の階から流れてくる雨水が、ちょうどひさしの切れたスロープの部分に滝のように落ちてくる構造になっていて、スロープを使う車いすの方などはびしょ濡れになってしまいます。
 そして、正面入り口の1つ目の自動ドアをくぐったすぐ左手にある館内の点字案内図。視覚障碍者のために、点字案内図が設置されていること自体はいいことなのですが、一方で床に設置されている点字ブロックは、右手奥にある総合案内所に導くように設置されています。つまり、視覚障碍者の方が普通に点字ブロックに沿って歩いていたら、左手の点字案内図には全く気が付けない造りになっているのです。わからないことは総合案内所で聞けばいいという意図はわかりますが、自力で館内の構造を知り、自力で目的の場所までたどり着きたい視覚障碍者の方もおられます。せっかく点字案内図を設置しているのですから「こちらに点字案内図があります」というような音声を流すなど、早急に改善すべきです。
 あとは、障碍者用のトイレです。たくさんあるのでザっと指摘しますが、まずスライドドアのカギのレバーが小さすぎて、操作しにくい。洗面所の鏡の位置が高く、下向きに角度もついていないので、車いすの方が見にくい。手洗いの石鹸が固定されておらず、脳性麻痺の方など手のコントロールが効きにくい方にとっては非常に使いづらい。トイレットペーパーの材質が薄すぎて、同じく脳性麻痺の方などが掴むとすぐにちぎれてしまって引き出せない。そして、オストメイト(オストメイトとは人口膀胱・人口肛門保有者のことですが)の洗浄器が小さすぎて使いにくい。また、着替え用の踏み台がスライドドアを開けてすぐの所にあるため、車いすの方が入れなくなったり、視覚障碍者の方が躓いてしまう危険性がある。さらに、トイレの中に警報ランプが設置されていないため、聴覚障碍者の方がトイレを使っているときに災害が起きてしまった場合、まったくその災害に気が付くことができない。このような問題があることがわかりました。ちなみに、エレベーターの鏡の位置も高すぎるという問題がありました。ここで質問です。


  1. 第二庁舎のバリアフリーについて、当事者に指摘された箇所で改善できる部分は早急に改善すべきと考えますが、いかがでしょうか?
  2. 新築なのになぜこのようなことになってしまったのか?理由をお聞かせください。
  3. 今後、新しい公共施設を建設する際や、大規模改修を行う際には、設計の段階で障碍当事者の声を取り入れる仕組みを確立すべきだと思いますが、いかがでしょうか?

以上、3点について、ご答弁よろしくお願いいたします。