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佐藤みち子の代表質問
2022年02月22日

指定ごみ袋制度について


 3点目の質問は、指定ごみ袋制度についてです。
 本市では2022年4月より指定ごみ袋制度を導入することとしていましたが、2月16日、環境局からコロナ感染拡大の影響により、海外の製造工場におけるごみ袋の生産の縮小、船便などの運行の停滞など、袋の製造、物流に遅れが生じている。このような状況から、肝心の指定ごみ袋を購入することができず、ごみを出せないことになる事態が発生しかねないことから、4月〜6月末の3か月については、指定ごみ袋以外の袋でも従来どおり収集すると公表しました。事実上、指定ごみ袋制度の実施は、7月からということになります。

 この問題について、昨年の12月議会でわが党野口議員が市民への十分な周知や理解が進まないまま見切り発車をしたら、混乱し、市民の不満がくすぶるのではないかと、2022年4月実施を見直すよう求めました。

 去る、2月4日、党議員団と日本共産党西宮市委員会は、「4月から指定ごみ袋の実施は行なわないこと。市民の声をよく聞き再考すること」を要望し、環境局と懇談しました。当日は8人が参加されました。参加者からは、「指定ごみ袋を導入することが市民に十分に伝わっていない」「指定ごみ袋でごみの減量化につながるのか」「分別を徹底することをもっと市民に周知することが大事ではないか」「販売店によって指定ごみ袋の値段が違うことは問題ではないか」等々、さまざまな懸念が出されました。

質問
1,この事業は市民への周知と理解が必要であるが、その他プラに比べて説明会が十分ではない。市は4月〜6月の3カ月についても説明会を実施すると思うが、その目標回数を聞く。

2,昨年12月議会でごみステーションに残されたごみの収集について質問があり、環境局長は定期収集とは別に一定期間経過後、残置したごみを収集することも含めて検討しているとの答弁でした。この問題については、4日の懇談で残したごみは翌日に収集するとのことでした。市の方針はどちらか。
 
3,市内には道路歩道上のゴミステーションが9520か所あり、これは目視だけでごみ分別が正しくされているか、いないか、わかります。マンションのごみ収集は反転コンテナ式のステーションが464か所、ドラム式貯留機のステーションが54か所合わせて510か所あり、人口は約10万7000人、市内人口の22.7%を占めています。この形態ではごみが正しく分別されているか確認することが困難ですがどのように対応するのか聞く。

4.ごみ袋について、正しく分別されているかどうかの確認ならば、指定袋ではなく宝塚市のように、ごみ袋の色指定だけで目的が達成されると思うが市の考えは。
また、指定ごみ袋は現在使用しているごみ袋より若干割高になることや販売店によっ
て値段が違うことについても疑問の声が出されている。特に低所得者やごみが多い家庭、例えば育児や介護等でおむつを出す場合など、たくさんのごみ袋が必要になってくる。そのような家庭に限定し無料配布することは考えられないか。市の見解を聞く。