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2022年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ書:はじめに
2021年08月31日

 石井市長におかれましては、昨年来から続く新型コロナウイルス、特にデルタ株による今日の感染拡大や感染者の重症化は災害級ともいわれており、こうした対応への日々の努力に敬意を表するものです。
 コロナパンデミックについて発端は人間による自然破壊だといわれていますが、まだ直接の原因は解明されていません。しかし、日本の今の状況は人災に近く、政府が国民の命よりもオリンピックを優先させ、PCR検査の拡大には消極的など、専門家の意見を聞かずに科学を軽視した対応が事態の深刻化を招いています。コロナ終息に向けては私たちもともに頑張りたいと考えています。
 経済も大きな打撃を受けていますが、今回のパンデミックでは特に低所得者や女性が大きな打撃を受けている一方、一部の企業やミリオネアと呼ばれる人たちの利益や資産が増えていることも明らかになっており、格差是正は待ったなしの課題となっています。
 また、最近では毎年のようにおきている豪雨災害は地球温暖化によるものとされており、海洋プラスティック問題などを含めて環境問題は世界的課題となっています。

 これらは全国の地方自治体が取り組む課題ではありますが、なによりも地方自治体の本旨である「住民の福祉の増進」を各自治体の実情に合わせて取り組み、市民の命や暮らしを守っていくことが求められています。

 本日提出の日本共産党西宮芦屋地区委員会と党西宮市会議員団の「2022年度 当初予算編成に対する申し入れ」は、これまで住民の皆さんからいただいた様々な要望等を取りまとめたものです。ぜひ熟読・検討をいただき、新年度予算編成や行政執行に生かしていただきますようお願いいたします。