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2023年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ書:はじめに
2022年09月01日

 今年の夏も高温が続き、それに加えて、東北や北海道など大雨による河川の氾濫で洪水や浸水等、大変な被害が出ており地球温暖化対策は待ったなしの課題です。

 コロナ第7波は、過去最大の感染拡大となる中で、本市でも連日1000人を超える感染者が出ています。全国では高齢者施設等でのクラスター発生や緊急搬送困難事例も最多を更新し、死者が急増しています。感染しても必要な医療を受けられない、救急隊が搬送するべき病院見つけられない医療崩壊が起こっています。このような重大事態が続いているのに、政府は、医療体制の問題や感染爆発をどうやって抑え込んでいくのかの戦略と具体策を示すことが出来ず、なりゆき任せに終始しています。直ちに国会を開き専門家の助言を受け、コロナ対策を国民に示すべきです。

 さらに、コロナ感染だけでなく危険なのは熱中症です。とりわけ高齢者は家内で熱中症になるリスクが高く、その対策としてエアコンを適宜使用するようにと言われますが、電気代はじめ諸物価の高騰で、年金暮らしや低所得者の方々はエアコン使用を極力控えるという実態があります。

 この9月議会では、一般財源で子ども医療費無料化を18歳まで引き上げ、国の地方創生臨時交付金を活用し10月から半年間の学校給食費を無償化、就学奨励受給世帯等に1万円給付等が提案されています。しかし、苦しいのは、子育て世帯だけではありません。子育て世帯以外の方にも直接届く支援が求められています

 本日提出の日本共産党西宮市委員会と党西宮市会議員団の「2023年度当初予算編成に対する申し入れ」は、住民の皆さんからいただいた様々な要望等を取りまとめたものです。ぜひ熟読・検討をいただき、「住民の福祉の増進」のため、新年度予算編成や行政執行に生かしていただきますようお願いいたします。