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まつお正秀の反対討論
2022年12月19日

議案第563号西宮市議会議員の報酬、費用弁償及び期末手当支給条例の一部を改正する条例制定の件について


 ただいま上程中の諸議案のうち、議案第563号西宮市議会議員の報酬、費用弁償及び期末手当支給条例の一部を改正する条例制定の件について、日本共産党西宮市会議員団は反対します。

 以下理由を述べます
 この条例案は、西宮市の市議会議員の期末手当について、期末手当を0.1か月分増やすものです。
 今年行われた国家公務員に対する人事院勧告では給与や期末手当が引き上げられました。 地方公務員の一般職における給与や期末勤勉手当は、人事院勧告で示された国家公務員に適用される俸給表の改定に準じて改定を行うことになっており、これは地方公務員法に定められた均衡の原則によるものであり、法的根拠が明白です。
 一方、特別職である市議会議員の期末手当改定は、法的根拠があるわけでなく、一般職の改定に準じて行っているだけです。
 ご承知のように、ロシアのウクライナへの侵略戦争をきっかけにした物流の混乱をはじめとしたエネルギーや様々な原材料などの値上げが続くなか、国民生活は大変苦しいものとなっており、今後もさらなる値上げが続くことも予想されています。また、日本の労働者の賃金はここ30年来上がっていないのも特徴です。
 こうした中で、特に本市の市議会議員の給与や期末手当は中核市の中でもトップクラスであり、引き上げは市民から見ても到底認められるものではありません。
 後ほどの日程でこの議案に関連する補正予算についての修正案が提出される予定です。日本共産党西宮市会議員団は、この修正案と、それを除く原案については賛成し、原案には反対することも申し上げ、議案第563号に対する討論とします。