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庄本けんじの賛成討論
2024年07月04日

第7号 国の責任での学校給食費無償化実施を国に求める意見書提出の件について


 次に、意見書案、第7号、「国の責任での学校給食費無償化実施を国に求める意見書提出の件」について、討論をおこないます。
 学校給食の無償化を求める世論が大きな波となって発展し、政府も動き出し始めています。各地の自治体でも独自の予算を立て、実施に踏み切っています。政府の調査によると、昨年の9月1日時点で、学校給食の無償化を実施している自治体は722自治体、今後実施するとしている自治体は40自治体となっています。
 そもそも、学校給食の無償化は、憲法26条で「義務教育は、これを無償とする」と明記し、教育基本法の第4条、学校教育法の第6条などによれば、国が率先して義務教育の無償化を進めるべきものです。
 また、学校給食法、学習指導要領、「食に関する指導の手引き」などで、学校給食は、教育の一環として位置づけられており、食育の生きた教材として活用される、とされています。当然、学校給食は、無償で提供されるべきものです。
 さらに、つけくわえれば、昨今の厳しい物価高騰が続くもとで、学校給食の無償化によって、家計の負担を少しでも減らし、子どもたちの誰もが等しく健やかに育ち、成長する権利を享受できるよう、政治がその責任を果たすことが切実に求められている、ということを、強調しなければなりません。
 以上、意見書案、第7号の賛成討論といたします。