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庄本けんじの討論
2024年07月04日

請願第10号 西宮市立学校給食費を緊急に引き下げることを求める請願について


 ただいま上程中の請願第10号と請願第11号について、日本共産党西宮市会議員団は、採択すべきものとの立場で討論いたします。
 まず、請願第10号、「西宮市立学校給食費を緊急に引き下げることを求める請願」についてです。
 西宮市は、2022年10月から2023年の3月までの半年間、物価高騰対策として、学校給食費を無償にしました。無償化を打ち切った後、食材費が高騰する影響を受け、市は、2023年4月から給食費を小学校も中学校も一割ほど引き上げました。しかし、その値上げ分は、保護者の負担とせず、据え置き、市が負担することとしました。ところが、その対応は、一年限りで打ち切られ、値上げした分も含めて、全額が保護者負担となりました。
 物価高騰の悲劇は、西宮市が学校給食の無償化を実施した2022年の秋ごろと比べても、より深まっています。なのに、無償化が打ち切られ、据え置かれたのちに値上げの負担も、また大きくのしかかる。子ども一人の学校給食費が、年間5000円ほど値上げになります。子ども二人なら1万円の値上げ、三人なら15000円もの負担増となります。生活必需品の高騰、教育費全般も高騰し、家計を襲っています。
 西宮市は、物価高騰対策として、あるいは、子育て支援として、また、子どもの権利を守る一助となる施策として、学校給食費の緊急引き下げを求める要求に応じることが求められます。
 以上、請願第10号を採択されるよう求め、討論とします。