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三好さつきの一般質問
2024年12月11日

病院統合後の人間ドックについて


 2026年(R8)上期開院に向けて県立西宮病院と市立中央病院(以下、中央病院)の統合に向けて建設工事がすすんでいます。
 2020年10月改定の「統合再編基本計画」では「市立中央病院の機能継承についての考え方」として、「民間の医療機関との役割分担のもと、がん検診のうち受診医療機関が少ない乳がん、子宮頸がんの検診は統合再編新病院で継続して実施する。人間ドックについても、民間に委ねる方針で、具体的な方法は、引き続き県市で検討していくこととする。」と確認されています。これまで、中央病院で実施されてきた健診業務については、2025年度(R7)をもって終了することが決まっています。
 今回、健診の中でも人間ドックの受診の受け皿はどうなるのかが大変気になり、一般質問に取り上げました。
 本市は人間ドックの取り組みとして、国民健康保険(以下、国保)・後期高齢者医療制度(以下、後期高齢)被保険者の健康増進、また病気の早期発見や予防を目的とし、指定された健診機関について受診費用の助成を行っています。
 市内人間ドック受診費用助成の健診機関は中央病院、医師会診療所、北口保健センター、高田上谷病院、谷向病院の5か所。2023年度の人間ドック受診費用助成者をみてみると、国保の受診費用助成を受けた2391名のうち中央病院694名、29%を占めています。後期高齢では416名、合わせると1110名の方が利用しています。また、市外や受診費用助成対象ではない方も含めると、計1,473名となり70歳代を中心に受診していることや、受診回数を重ねる方があるとのことです。設備を備えた病院であることから健診メニューも多彩なこと、市立病院であるという安心感からも中央病院での人間ドック受診に繋がっていることが伺えます。このように、決して少なくない方がたが中央病院の人間ドックを受診しており、病院統合後、その受け皿が準備されているのか、また、その進捗によっては、本市の予防の取り組みが後退しないかが大変懸念されます。中でも、昨年度の中央病院で人間ドック受診費用の助成を受けている方1110名の方が迷うことなく、次の受診箇所にたどり着くことが望まれます。

 質問します。

@本市における国保・後期高齢の人間ドック受診費用助成について、導入に至った経過、目的について聞きます。
A2023年9月定例会にて今泉議員より、「人間ドックの受け皿はどうなるのか」の質問に、「民間病院へのアンケート調査を検討する」と回答されました。アンケート調査の内容、集計結果、今後の取り組みについて聞きます。
B中央病院での健診業務は2025年度(令和7年)をもって終了予定とし、健診結果返し時に案内を行う予定と聞いています。今後の人間ドックの案内についてどのように案内していく予定か聞きます。