三好さつきの一般質問/* --項目挿入-- */?>
2025年02月27日
はり・きゅう・マッサージ施術費補助事業について市は財政状況から、2024年11月に「財政構造改善実施計画」の素案を発表。 歳入で23項目、歳出では120項目にも及ぶ、市民生活のサービスを削減。中でも、健康福祉局所管の社会保障制度及び事業は、費用が年々増加している、継続のためには、より多くの財源が必要となるとして、14事業の見直しが示されました。市独自施策のうち、継続的に実施することが困難な事業、市直営で実施する意義が薄れている事業は抜本的に見直すという基本姿勢、他市との比較で市負担が突出している事業が対象とされました。市内在住の70歳以上を対象に、はり・きゅう・マッサージ指定施術所で使用できる1回1000円の補助券5回分の交付事業も対象となりました。見直し理由は県内では、本市以外に8市町にとどまっていること、そのうち、65歳以上を含む70歳以上を対象としているところは6市町である。このことから、令和8年度より、国の長寿・健康増進事業特別調整交付金の対象となる年齢の75歳以上に見直すというものです。12月末にかけてのパブリックコメント(市民意見募集)では、市民ら657人から1510件の意見が提出され、その多くは批判的なものでした。中でも一番意見が多く提出された「はり・きゅう・マッサージの施術費補助の見直し」について質問します。 はり・きゅう・マッサージ施術費補助事業(以下、補助事業)には、否定的な意見2件を含む280件が寄せられ、主な意見としては、高齢者にとって、この制度は必要不可欠、健康状態の維持という観点で医療費抑制に繋がっているなど、大半が現行の補助継続を希望するもので、中には70歳の年齢引き下げを求める声もありました。市議会やパブコメの意見を受け素案の修正が行われました。修正案は令和8年度での完全実施を改め、8年度から毎年1歳ずつ対象年齢を引き上げ、段階的に75歳からの助成へと移行するものです。現在、利用されている70~74歳の方は引き続き利用できるというものですが、これから70歳を迎える方については、75歳まで利用はできず、令和12年には、完全に、対象年齢が75歳となってしまうというものです。 (質問) パブコメで補助事業に対して280件もの意見が寄せられたことを市はどう受け止めているのか。また、素案の修正が行われた経緯について聞かせてください。 はり・きゅう・マッサージの位置づけについて。 (資料1)を参照ください。はり・きゅうのメリット、マッサージのメリットとありますように、これらの東洋医療は、多くの傷病に対して効果が認められており、健康増進・医療経済効果にも寄与するものとして大きく期待されるところです。 補助事業を利用する患者さんの声を紹介します。「私は長年、腰痛に悩んでおりましたが、鍼灸マッサージのおかげで痛みが和らぎ、日常生活がとても楽になりました。この補助券がなければ、続けることが難しかったでしょう。」75歳 「経済的な負担が軽減されることで、安心して治療を続けることができています。補助がなくなれば、治療を受け続けるのが難しくなるかもしれません」73歳 「69歳ですが、補助があると経済的に鍼灸を受けやすく、70歳を楽しみにしていました。75歳に引き上げられると、さらに5年待たなくてはならないのが、辛いです」69歳。 はりきゅうマッサージは予防医療・健康維持の効果があり、西洋医療とともに東洋医療も重要と考えます。 (質問) 市は、はりきゅうマッサージの位置づけをどのように考えているのか。また、東洋医療になじみのない方も補助事業があることによって、この効果を知るきっかけにもなっており、よって、補助事業の現行の年齢要件は維持すべきと考えるが市の考えを聞かせてください。 |