三好さつきの一般質問/* --項目挿入-- */?>
2025年06月23日
国民健康保険の被保険者証の有効期限切れについてマイナンバーカード(以下、カード)を保険証代わりに利用する「マイナ保険証」の「有効期限切れ」による受診トラブルが起こっています。カードに内蔵する「電子証明書」の更新を迎えるカードが今年度は全国において2780万枚といわれ、全国保険医団体連合会が今年2月〜4月に実施した調査によると、医療機関の31%でマイナ保険証の有効期限切れが確認されています。昨年度8月〜9月調査の14%から大幅な増加です。 医療機関では、有効期限切れの患者さんに対して「有効期限の説明が難しい、理解されにくい」「更新手続きを説明しても次回受診時には切れたままの状態」と声が寄せられています。政府が強引に「マイナ保険証」に一本化し、従来の保険証の新規発行を停止したために、理解されないまま有効期限を迎える人や、受診するまで有効期限切れに気づかないケースが出ています。 従来の保険証は、本人が手続きすることなく手元に届きました。しかし、「マイナ保険証」、「資格確認書」と更新時には申請が必要です。国会審議の中でも更新もれが100%ないとは断言できないことが明らかになっており、「無保険状態」になることが避けられません。マイナ保険証の利用率は、2025年1月時点で25%。従来の保険証の新規発行が停止になってもなお、4人のうち3人でマイナ保険証は使われていないことになります。個人情報の漏洩などが心配で、カードから保険証の登録を解除する人は2025年1月時点で5万8000件にのぼり、マイナ保険証への不安は払しょくされていないことも伺えます。 ここにきて、国は75歳以上の高齢者医療制度対象者(以下、後期高齢者)に「マイナ保険証の有無に関わらず、全員に資格確認書を交付する」と決めました。保険料を払っているのに、保険診療を受けられない人が続出することが想定されたのでしょうか、しかるべき措置だと思います。では、国保については、どうなるのか。本市では、国保の被保険者証の有効期限が11月末と迫っています。そんな中、東京の世田谷区と渋谷区では、市区町村が「保険者」である国保について、75歳以上の方に職権交付する国の方針と同様に、マイナ保険証の有無に関わらず、すべての被保険者に資格確認書を送付するといった情報を聞きました。大変、衝撃的な内容でその英断に驚きました。 質問します。 @カードの有効期限切れ、電子証明書の更新に係る現在の状況について A後期高齢者については、7月末で現在の被保険者証や資格確認書が一斉に切れる、その対応について B国保・被保険者証の有効期限が11月末に迫っている本市の対応について また、世田谷区や渋谷区のように被保険者全員に資格確認書を交付するとした自治体がありますが、本市においての見解について |