HOMEへ
2026年度西宮市当初予算編成に対する申し入れ書:はじめに
2025年09月02日

 2025年7月の参議院選挙では、石破政権の与党が24年衆院選に続き少数に追い込まれました。その一方で、政治の閉塞状況を反映してか、外国人への差別を売り物にする排外主義・極右勢力も伸長し、今後の日本の政治の大きな激動が予想されるところです。
 また世界でもトランプ政権の強権が、経済のみならず平和をめぐっても大きな影を落としており、予断を許しません。
 西宮市においては2022年度決算の実質単年度赤字表出を契機に、「財政構造改善」の大号令がかけられ、25年2月、パブリックコメントにおいて多くの批判的意見が寄せられたにも関わらず「財政構造改善実施計画」が策定され、現在、進行中です。
 一方で不急の投資的事業に取り組み、一方でこれまで積み上げてきた市民の福祉サービスを削る「財政構造改善実施計画」は、自治体が本来果たすべき「住民の福祉の増進」に逆行するものであり、市民の暮らしの願いを退ける盾になっているとの私たちの主張は今に至っても変わりません。
 そういう立場から、この「2026年度当初予算編成に対する申し入れ」をまとめ、提出するものです。ぜひともご検討いただき、新年度予算編成や今後の行政執行に活かしていただきますよう、お願いいたします。