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野口あけみの一般質問/* --項目挿入-- */?>
2025年12月16日
道路行政についてただいまより日本共産党西宮市会議員団を代表して、私、野口あけみが一般質問を行います。傍聴にお越しの皆さん、インターネット中継をご覧の皆さん、ありがとうございます。 道路に関する市民からの苦情・相談が多く寄せられます。おそらく議場の議員のみなさんも同様でしょう。その内容は多岐にわたりますが、この間受けた2件の相談を紹介し、質問したいと思います。 道路法により、道路管理者の維持・修繕義務が定められている本市における市道は、現在延長1,015キロメートルと聞いています。東京までが約500キロですからその2倍、函館や鹿児島までの距離です。結構な延長であり、その維持・修繕はなかなか大変な仕事です。 2024年度事務事業評価結果報告書によりますと、比較的幅員が広く歩道があるような幹線道路に関する道路橋梁新設改良事業での実施内容は、西448号線他の道路改良事業、舗装補修で13,632u、その他、歩道新設改良、路側帯カラー舗装更新、防護柵設置、側溝修繕、道路照明灯柱、どうぞベンチなどとなっています。 また、いわゆる生活道路を主な対象としている道路橋梁維持管理事業の2024年度実施内容は、道路パトロール実施延長18,142q、舗装道補修実施個所数236か所 同面積25,121u、その他、路面清掃実施2977.4q、道路側溝等修繕595か所、私道舗装6カ所などがあげられています。 さらに交通安全施設維持管理事業として、市道に設けられている交通安全施設について防護柵の補修117件、道路照明等補修で87件等が24年度に実施されました。 さてお受けした相談の1件目は、生活道路の舗装の傷みです。自宅前の道路が相当に傷んでおり、ぼろぼろと砂利が露出し、それが側溝につまりそのため水たまりもできている、補修してほしい、という相談でした。 2件目は、障害者の方が杖を突いて歩道を歩いていた際に、インターロッキングがはがれたカ所に杖を取られ転んでけがをした、というものです。 1件目については、いったん仮補修をしたうえで当該道路の中央から相談者の家屋側半分の舗装が補修され、2件目も当該損傷部分はすぐに仮補修され、けがをし入院された相談者には、市が加入している保険で治療費などについて一部補償されました。 どちらのケースも一定の解決となりましたが、道路の傷みは当該カ所だけでなくその周辺の相当広い範囲で見られました。また、そもそも歩道のインターロッキングがはがれていなければけがをしていない、市に管理責任がある歩道の欠陥でけがをしたのだから、市が100%補償してくれるものと思っていたのに、保険の範囲で…とか弁護士が…とかを口にする市の初期対応に納得しておられない様子でした。 この2件のケースから改めて、市民の皆さんには十分行政の仕事の詳細が知られていない、恥ずかしながら私も十分承知していないことを実感し、さらに現在の市の対応策がはたして最善だろうか、と思うところがあり、主に生活道路について以下、6点質問いたします。 @現在、道路パトロールや市民からの通報によって舗装補修等を実施していますが、その手順や基準、補修までに要する期間について聞かせてください。 A先ほども述べましたが、改め関心を持ってみると、いわゆる生活道路の傷みは歩道のそれも含めて各所で見受けられます。震災以前からそのままではないかと思われるような道路もあります。そうした道路も見慣れてしまうと気にならなくなるものですが、そもそも補修の必要がある舗装の劣化とはどのような状況をさし、舗装の耐用年数はどの程度のものなのでしょうか。 B道路管理者として市道の維持・修繕義務が定められている市は、どのように市道の現状を把握されているのでしょうか。結構な長さのある管理すべき市道ですが、生活道路についても全容を把握したうえで、ある程度の計画をもって対処すべきではないでしょうか。 C次に市道上でのけが等事故は、どのようなものがあるでしょうか。 Dその際の市の対応の手順や基準、補償までに要する期間について聞かせてください。 E改善点や課題をどう考えているか。 |