
西宮市長 石井登志郎 様
アメリカ、イスラエルによるイラン攻撃により、ホルムズ海峡が事実上封鎖され、エネルギー価格や物価の高騰、とくに、原油価格の上昇により、物資の入手困難が分野を問わず広範囲にひろがり、くらしと営業、医療に重大な打撃を与えています。
兵庫県保険医協会がおこなった医療材料の供給状況に関する緊急アンケート調査によると、供給に支障があると答えた開業医は全体の85.2%(4月7日時点)にのぼり、具体的には、医療用グローブ、シリンジ、消毒用アルコールなどの入手困難、納期延期、数量制限、価格上昇などの影響があるとされています。
また兵庫県商工団体連合会の調査では、「シンナーが不足し、ネットでは価格が20倍に」(塗装業)、「ポリプラスチックや塩ビなどが受注停止。材料が入らなければ、仕事ができず社員に給料が支払えない」(樹脂製造加工業)などの実態が報告されています。石油・ナフサ系原料のサプライチェーンへの影響で、1カ月の休業を余儀なくされている大企業もあり、多くの業者に影響を広げています。
資材不足で、今後の経営などの見通しが立たず、資金繰り支援の踏み込んだ措置や事業者への財政的支援が急務です。
ところが、日本政府は、「日本全体として必要となる原油の料は確保されている」との認識に立ち、石油由来の資材不足の原因を、もっぱら流通段階の「目詰まり」にあると強調し、「目詰まり」への対応に終始しています。緊急の抜本的な対応が求められています。
西宮市として、ただちに市内のあらゆる分野の事業者への影響について、実態を把握し、必要な抜本対策を、県と国に求めるとともに、市として緊急に対応すべき課題を精査し、実施することを求めます。
あわせて、アメリカ、イスラエルによるイランへの攻撃に対して、西宮市として抗議するとともに、国がアメリカ、イスラエルに対して、イラン攻撃をただちに中止することを求めるよう要請します。
以上