上田さち子議員の一般質問/* --項目挿入-- */?>
2007年09月12日
国民健康保険料の引き下げについていま、自民公明政権の下で、相次いで医療改悪が強行され、高すぎる保険料と窓口等で支払う負担増などへの怒り、必要な医療も受けられないという、深刻な事態が全国でひろがっています。来年4月からは75歳以上の高齢者を対象に「後期高齢者医療保険制度」をスタートさせ、これまで社会保険の扶養家族で、保険料負担のなかった方も無理やり引き剥がし、新たな保険に加入させて、保険料負担を押し付けて年金から天引きするなど、ますますの改悪が進められようとしています。さらにこの動きと連動させて、国民健康保険加入の65歳以上の年金受給者も、来年4月より保険料を年金から天引きしようとしていることは許せません。 日本共産党市会議員団は、国民のいのちを守る医療制度を国に要求するとともに、西宮市の高すぎる国民健康保険料の引き下げを求める質問を、毎議会ごとに行なってきました。そのなかで、 (1)西宮市の国保料は兵庫県下で一番高いこと。 (2)阪神間で比較すると年間所得300万円で5人家族の場合、宝塚市や芦屋市より、年額で約10万円も高くなっていること。 (3)保険料が高くなるに伴い、当然のことながら、払いたくても払えない滞納者が増え、結果として国保事業会計としては、保険料収納率が下がる事態になっていること。 (4)高すぎる保険料を抑制する為に、近隣市では一般会計からの繰り入れを実施し、市民のいのちを守る努力をしているのに、西宮市はそれがまったくゼロという実態であること等々を明らかにし、せめて阪神間各市並に一般財源を繰り入れて、保険料の引き下げを実施し、市民の負担軽減策をとることを、強く求めてきたところです。 これに対し当局の答弁は、西宮市の保険料は県下で一番高い保険料であり、引き下げるには一般財源の繰り入れが一番有効であるとことを認めつつも、「健全経営を行なう為」とか「財源がない」「一度繰り入れすると続けなければならない」と、退職者や自営業の方々約8万3000世帯、全世帯の40%以上が加入する国保料負担軽減の願いを、かたくなに拒否し続けてきたのです。ここには、山田市長の口癖である「愛の市政」のかけらもありません。 昨年7月15日に、「国保料を引き下げる西宮市民の会」が結成され、スーパー前や市役所前などで、宣伝や署名を旺盛に取り組んでこられました。どこでも「国保料の高いのには驚いた」「宝塚や芦屋より10万円も高い保険料を払わされるのは許せない」などと、大きな反響があり、9月6日には結成1周年の集会で、引き続いて引き下げを実現するまで、運動を強めようと意思統一されたところです。 以上のことを前提に質問します。
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