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定例議会

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2.住宅市街地整備総合支援事業による浜甲子園団地の建て替え事業について

 私は、都市基盤整備公団による浜甲子園団地建て替え事業については、これまで2度、一般質問で取り上げてきましたが、基本的な主張は、「建て替え事業について、市として主体性を持ってまちづくりをすすめるべきである」と言う事です。
 浜甲子園団地は、面積約31ヘクタール、総戸数約4600戸、人口は1万人を超え、高齢化の進んだマンモス団地です。これを15年という長期にわたる建て替え事業をすすめるというものであり、さまざまな問題が生じる事はまちがいありません。とくに、阪神パークや甲子園競輪場などの巨大な施設がこれまでと大きく変わろうとしていることを考えれば西宮市の南東部のまちづくりにとっても重要であると考えます。
 現在、建て替え事業は第1期1ブロック先工区の工事着手を前にし、1号棟から17号棟までの入居者が、戻り入居希望者の仮転居、あるいは団地外への本転居などがすすめられています。
 さて、これまでの経過の中で大きな変化は、この浜甲子園団地の建て替え事業が、西宮市を事業主体とする住宅市街地整備総合支援事業に組み込まれたということではないかと思います。この事業については、今年3月議会総務常任委員会所管事務報告として説明されています。
 整備計画書によると、枝川町、古川町の全域及び甲子園九番町、上田西町の一部、地区面積約100ヘクタールにおよぶ地域を対象とするものです。
 基本方針は「浜甲子園団地をはじめとする老朽化した公的住宅を建て替え、土地の高度利用、居住水準の向上及び施設のバリアフリー化等を図りながら、交通至便な立地特性をいかした良質な都市型住宅を供給するとともに、生活拠点となる各種施設の整備、景観形成、歩行者空間やまとまったオープンスペースの確保、土地利用の再編などに配慮しながら、美しく、安全で快適な市街地への再生を図る」としています。
 具体的には、公団住宅建替え事業は約2300戸の建設、民間等で約2700戸の建設、公営住宅の建て替えなどを含めると、全部で約5500戸の住宅を供給する事になります。その他、鳴尾川沿い堤防の整備、歩行者空間の確保をはじめ公共公益施設の整備も含まれます。
 来年4月には解体工事が始まるとのことですが、住宅市街地整備総合支援事業の中に組み込まれたにもかかわらず、いまだに都市基盤整備公団は各棟の配置はどうなるのか、公共施設はどう配置されるのか明らかにされていません。市として、その責任が問われるのではないでしょうか。
 ここで質問ですが。

  1. 公団による浜甲子園建て替え事業について、当然、市が主体の住宅市街地整備総合支援事業が適用されることになったのはなぜか、ご説明ください。
  2. 住宅市街地整備総合支援事業により、公共施設整備など、西宮市は具体的に何をするのか。市の財政負担はどうなるのか。その補助はどうか。
  3. 浜甲子園団地建て替え事業は、どのように変わるのか。住民にとってのメリットは何か。
  4. 都市公団の大規模団地建て替え事業では、全国的には事業の中で、公営住宅の建設が行われているが、同事業では都市公団とどのように検討されているのか。お答えください。
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