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定例議会

2002年12月定例議会

野口あけみ議員の一般質問

1.高齢者の外出支援施策(高齢者交通費助成制度、福祉タクシー拡充)について
2.介護保険について
3.道路行政について
4.JR甲子園口駅のエレベーター設置等駅舎と周辺のバリアフリー化について


1.高齢者の外出支援施策(高齢者交通費助成制度、福祉タクシー拡充)について

1)高齢者交通費助成制度

 本格的な高齢化社会を迎えているなか、高齢者が積極的に社会参加につとめる、介護予防につとめる上で高齢者交通助成制度は大変有用な施策だと考えます。99年12月議会でも私はこの問題をとりあげました。その当時は第二次行財政改善計画のなかで70歳以上の高齢者に年間5000円の交通費支給している制度を2割カットし4000円とする案が提示されていました。削減でなく充実をと求めたわけですが、当局は限られた財源なのでこの助成金制度を見直すと答弁しましたが、今年6月とうとう見直され、大改悪されました。
 新制度は現金支給をやめ、阪神、阪急のカード式乗車券を2000円分買う際に1000円を割り引く割引券を5枚支給するというものです。JRには使えません。もちろんタクシーにも使えません。有効期限も来年3月までです。当局によれば利用しない人がいるだろうから15%の予算削減ができる、行財政改善だと。
 この割引券を9月に対象の高齢者に送ったところ約1500件の苦情や問い合わせが寄せられたと聞いています。わが党議員団にも次のような手紙などたくさんの苦情の声が寄せられました。80歳のお母さんを見ておられる息子さんからです。「毎年、郵便局に振り込まれる5000円の助成金の記入をみて「ありがたいことです」と喜んでいたのに、今回の施策は、弱い高齢者へ鞭打つことではないか!……3月末日まで購入しないと無効になるので、市はわずかでも、本当にわずかでも支出を抑えられると見込んでいるのだろう。こういう行政を「血の通わぬ」というのだ。こうした愚策は、即刻撤廃していただきたい!……本当に老老介護という悲しい時世にアメなくして鞭のみとは神も仏もないのかって気がする。……」この手紙は山田市長、北村健康福祉局局長宛にも郵送したとのことです。 

    1. 1500件の半分以上が苦情です。現金支給に戻せとの声も33%をしめています。日本共産党西宮市会議員団は10月4日、申し入れをしましたが、もとの5000円の現金支給制度にもどすべきと考えます。見解を求めます。

2)福祉タクシー

 介護の必要な高齢者にとっても外出支援は重要です。現在市では病院や公共施設等への外出に際し、1、2級の身体障害者手帳をお持ちのかたに登録制で福祉タクシーを派遣しています。また寝たきり、重度ちほう老人には身障手帳なしでリフトつき自動車派遣を行っています。
 私は今年3月議会で福祉タクシーについて現行の身体障害者手帳所持者に限定せず対象を拡大することを求めました。福祉タクシーの2000年度の登録者は934人このうち65歳以上は549人。(手帳をお持ちの方です。)これを1、2級の身体障害者手帳所持と同等と考えられる介護度4、5まで広げると約1500人の方が福祉タクシーを利用できる。こう質問しました。当局は次期介護保険事業計画の策定委員会のなかで検討するとの答弁でしたが、

    1. その検討結果と内容についておききします。
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