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■土木局
自動車中心の道路整備がすすめられているため、歩行者の安全が脅かされている。高齢者や障害者、車いす、バギーなどが安心して通行できるよう、次のように歩道を改善すること。
歩道の新設、拡幅をすすめること。
車道の段差解消、傾斜の改良等を行なうこと。傾斜については車道側をゼロとして、緩やかにつけること。
歩道における自転車通行で歩行者との接触事故等、危険な状況がある。歩行者と自転車の安全な通行を確保するため、通行区分帯を設けるなど、対策をとること。
視覚障害者の安全通行のために次のことをすること。
「福祉のまちづくり要綱」が施行されたが、新設の道路をのぞくと、市内の歩道をはじめ公共施設等の周辺道路でも安全確保が十分とはいえない状況がある。引き続き、点字ブロック、誘導用線ブロックなどの敷設を要望に応じて速やかに行なうこと。
歩道への駐車、点字ブロック上の自転車等の放置は、一般的な対策ではすまない。早急に具体的な対策をたてること。特に、JR西ノ宮駅南側の歩道は、放置自転車があり危険である。早急に対策をとること。
全市的に生活道路の傷みはひどく、補修、舗装の要望は大変多い。ところが年々予算は減っているのが現状である。生活道路の総点検を行なうとともに、道路補修予算を大幅に拡充すること。
道路改良等による交通安全対策について
樋ノ口町2丁目の変則交差点(市道甲501号線、甲2号線等)は、見通しも悪く、危険な交差点となっている。民間開発で若干歩道も設置されたが、通学路にもなっていることからも、早期に改善すること。
JR東海道線の甲子園口5丁目から中島町に至る地下道について、障害者や高齢者も安心して通行できるよう、両出入り口の階段をスロープ式に改修するよう要望してきた。すでに事前協議、実施計画まですすんでいる。すぐにでも着工できるようJRと早急に協議すること。
市道武庫川・広田線の中津浜線より東側、約100mの間は道路幅が狭く、かつ、交通量も多く、利用する住民から「危険な道路であり早期に改修を」の要望が寄せられている。電柱の移設も実施されているが、十分な幅員は確保されていない。小学校の通学路に指定されている道路でもあり、直ちに改修すること。
段上町1丁目4番南東角にマンションが建設されると、地先の交差点(通称段上道)の見通しが悪くなる。地元各団体より要望も出ているように信号機を設置すること。
国道171号線と御手洗川沿い道路との交差点の北東角の道路幅が大変狭く、特に信号を南から北に渡る場合、非常に危険な状況となっている。早急に改善すること。
171号線と西715号線との交差点の北西角の歩道が大変狭く、段差が大きく、危険である。土地所有者とも十分協議し、早急に改善すること。
また、同交差点の南東角も見通しが悪く、大変危険である早急に改善すること。
仁辺橋交差点周辺は複雑に道路が交差し、大変危険で事故も起こっている。信号を設置するなど改善すること。
田近野町の県道宝塚西宮線と甲子園段上線の交差点改良が県により着手され、2005年度には仁川口橋梁架換工事が完成する予定である。現在、仮橋、仮設道設置工事が取り組まれている。歩道の整備、学童、歩行者の安全対策が実現されるよう引き続き申し入れること。また、工事中の安全対策も万全にすること。
国道171号以南、球場前線までの今津西線の歩道の拡幅等改修を早急に行なうこと。阪急神戸線の踏切については、立体交差化の協議とは別に、拡幅による歩行者の安全を確保できるよう阪急と協議すること。
橋梁部に歩道が設置されていない道路は都市計画道路で6橋(両側1、片側5)など多数ある。歩行者の安全を確保するため、順次歩道を設置すること。酒蔵通り、津門川橋梁部南側の歩道については、一刻も早く実施計画を示し、取り組むこと。
JR東海道線の南北を横断する歩行者専用道路(歩道)が少ない。計画的に整備すること。
武庫川河川敷の遊歩道、サイクリング道路を宝塚市まで接続すること、また河川敷から仁川方面へ県道を渡る際の安全対策として、道路改修や横断歩道の設置をするよう、兵庫県に申し入れる事。
幹線道路の整備について、財政状況からも全市的な整備計画を見直すこと。とくに、山手線、市役所前線は不要不急事業であり、見直すこと。
山手線、建石線整備にともなう阪急甲陽線地下化は、地域の住環境を大きく破壊することなどから、地域住民も望んでいない。この間、市議会には予算措置をしていないとしながら、県予算で土質調査等事業をすすめている。しかも、その費用は県、阪急、市の3者による覚書により事業認可後改めて基本協定を締結して定める負担割合により精算するという、非常に不透明に事業をすすめている。また、この間事業予定区間に活断層があることも確認されている。これらの状況からも、直ちに中止すること。
また、踏み切りについては地元から「踏み切りと連動した信号機の設置」と「歩道を確保」するなどの要望が出されているが、直ちに必要な安全対策を早急に取り組むこと。
県道大沢西宮線の鷲林寺交差点から国道2号線までの間の安全対策を早急に行なうよう引き続き、県に強く要望すること。
阪神連続立体交差甲子園以東事業について、この間、甲子園駅舎の改築を含めた甲子園駅以西、市道中津浜線までの区間の工事は住民の運動によって中止となった。同事業は、財政危機のこの時期にあえて取り組む必要のない不急事業である。市がこのことを認識したうえ、県に対し事業計画の延期を強く申し入れること。
今津駅前整備については、南東側用地(阪神電車引き込み線跡地)も取り込み、面積を拡大し整備をはかること。そのためにも、阪神電鉄との協議をすすめること。
金仙寺湖の上を通る阪神高速道路北神戸線について水質保全対策等で関係住民との合意がされた。市として、環境問題としての調査に取り組むこと。
認定道路の中には底地所有者が不明の里道等が数多く存在している。引き続き、調査をして市に 所有権を移管するなど、適切な処置を行なうこと。
道路等の放置車両(バイク類も含む)は、市内各所に多数ある。市の責任で速やかに撤去すること。また、自動車メーカーの費用負担額(1万2500円)については、引き続き大幅に引き上げる交渉を行なうこと。
各駅前周辺等、通勤自転車など放置自転車があふれている個所が多数ある。次のことを早急に取り組み安全を確保すること。
主要な駅に指導員を複数配置し、配置時間も通勤時(午前6時ごろ)から昼ごろまで配置すること。
阪急西宮北口駅西側の公園周辺の放置自転車は今なお人や車の安全通行の妨げとなっている。その多くは阪急電車に乗車する市民のものである。2002年度中に駅北西部に駐輪場が設置される。そのことも踏まえ、駐輪マナー指導を強力にすすめること。
JR西ノ宮駅南側の放置自転車の対策をとること。
駐輪場については、鉄道事業者の責任を明確にするとともに、JR西ノ宮駅、甲子園口駅、阪急夙川駅など不足している駅には早期に設置すること。また、北今津第2や甲東園西、夙川西第1、武庫川第1など駅から遠いところにあるため利用率が低い駐輪場については、料金を引き下げるなど利用しやすくすること。
レンタサイクルを市として、試行すること。
武庫川渓谷の旧福知山線廃線敷をハイキングする市民は多い。JR、兵庫県とも協議し、川下トンネル前にバイオトイレを設置すること。
田近野町周辺の武庫川河川敷広場を浸水から守る盛り土を整備すること。
集中豪雨対策について
1時間に雨量80mmをこえるような局地的な豪雨が、近年たびたび起こっており、浸水被害を出している。この間、被害の大きな浸水地域については、わが党議員団の申し入れに応じて一定の対策をとってきている。引き続き被害が予測される地域については、遊水池の設置など総合的な対策を早急に講じること。
集中豪雨の際の緊急応急対策についてはこれまでの経験をもとに、人命救助第一に機敏に対応できるようにしておくこと。
夙川流域の保水力が低下しており、今年9月には10分間に1メートル以上も水位が急上昇し死亡事故が起こっている。抜本的な水害対策をとること。
武庫川治水計画について
長野県や鳥取県など全国的にダム計画の中止、白紙撤回が相次ぎ、ダムにたよらない総合治水が取り組まれはじめている。武庫川治水計画について兵庫県はこれまで武庫川ダム建設を中心に計画をすすめてきたが、県議会でのわが党の追求や住民運動の力により、総合治水対策の検討をすすめことを言明し、この間、仮称武庫川委員会を設立し、地域の意見をききながら河川整備基本方針を策定するとしている。しかし、兵庫県はダム建設計画を断念したわけではない。市として、ダムにたよらない抜本的な治水対策に取り組むよう兵庫県に要望すること。
武庫川下流域河床整備事業が大きく遅れている。引き続き、早期に完成させるよう県に申し入れること。
流化能力の低いリバーサイド住宅、青葉台、生瀬橋付近などに水位観測装置、警報装置、避難所等を設置し、防災体制を早期に確立すること。
リバーサイド地域は、地元の要望をきき、移転も視野に入れ、安全対策を直ちに検討すること。
津波対策として、樋門の管理は重要である。1998年には台風時に樋門の閉め忘れによる鳴尾水害も起こっている。樋門の管理は民間にまかせるのではなく、市として全ての樋門を管理すること。
公共下水道整備について
これまで川崎製鉄、伊藤ハムなど大規模事業所の工場廃水を直ちに公共下水道に接続するようもとめてきたが、まだ完了していない。引き続き指導を強めること。
公共下水道に接続していない市営住宅は直ちに接続すること。
民間マンション等で公共下水道に接続していない施設は早急に完了させること。
公共下水道整備は2001年度末で人口普及率99.7%と、ほぼ全市整備となっている。今後の課題として、1950年代後半に布設された老排水管の入替えなどを行なうこと。
また、汚水と雨水を1つの管で流す合流式は、大雨時など濁った雨水が海に放流されるなど問題があり、計画的に分流式に整備すること。
集合住宅敷地内通路に埋設されている上水道配水管、下水排水施設については、市が責任をもって維持管理すること。
下水道事業について2003年度から2005年度までの新財政計画が策定される。使用料の値上げはしないこと。そのために、経費の節減等に努めること。
西宮浜連絡道の跳ね橋は、土曜、日曜、祝日のたびに5月から10月にかけては日に5回、11月から4月にかけては4回、定時に一回につき20分かけて開閉している。しかし、市民生活に支障をきたすだけで、跳ね橋としての必要性は全くない。連絡道は市街地と西宮浜を結ぶ重要な生活道路であり市民が安全に通行できるよう、跳ね橋は開閉させないこと。また、西宮浜連絡道から臨港線までの市道については、いまだに仮歩道のままで放置されている。早期に歩道を設置し、安全対策をはかること。
西宮浜北護岸と御前浜を総合公園として一体整備する計画については、第三次総合計画に盛り込まれているが、早急に実施計画を策定の上、次の項目も取り入れ整備すること。
香枦園浜については、ヘドロの排泄や養浜を行ない、泳げる海を取り戻すこと。
西部総合処理センターの余熱を利用した温水プール付きの地区体育館を建設するための調査費を計上すること。
兵庫県が広域防災拠点として、37ヘクタールに及ぶ埋め立て地を西宮沖に計画している。環境破壊にもつながり、地域住民からも反対の声がある。すでに、津門中央公園などを活用すれば十分役割を果たすことはできる。西宮市として、不要な事業として県に撤回を申し入れること。
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(c)日本共産党西宮市会議員団 2002-2006