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定例議会

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3.学校教育の充実について

30人学級の早期実現に向けて質問

 今年4月から学校現場では「学校週休5日制」とともに「新学校指導要領」が同時にスタートするなど、大きく様変わりしました。
 十分な議論や準備、受け入れ体制なども不十分なままの同時スタートは教育現場に様々の問題を引き起こしている事は教職員組合のアンケート調査結果や保護者を対象にした単位PTAのアンケート調査でも明らかになっているところです。
 「学校集5日制」では事業時間が大幅に減った文の厳格な確保を文部科学省が指導しているため「一日あたりの授業時間が増え、かえって授業に集中しなくなった」というような問題点や学力低下を心配する先生方や保護者など事態は深刻です。
 また、この深刻な状況の上に「新学習指導要綱」の基礎的な強化の時間を減らすなど教育内容を系統性なく削減したため「基礎的な力がつかない」総合的な学習の時間が増え、こどもたちの移動が多く、学校生活が慌しくなった」など学校現場をより複雑にし、本来のゆとりを奪い、子どもたちも先生も追い立て、追い詰める、深刻な事態になっています。
 このように多くの問題点を少しでも解決するには今こそ「少人数学級にする」というのが当然であり、全国的な状況からも承知の事実であります。
文部科学省は2000年に1クラスの子ども数は40人が適正規模としながらも、自治体独自の状況や判断により少人数学級にできるとしました。これを受けて2001年には、7県1政令都市が導入、そして今年、2000年には21道県1政令市で導入するなど大きく広がっており、全国的な流れになっています。
 また、市町村独自で踏み切ったところ、来年度以降新たに導入する予定のところ対象学年を拡大する自治体など、少人数学級導入自治体は急速に増加しているのです。
少人数学級を実施している学校ではすでにいろいろな効果が出ている事も明らかになっています。
 例えば埼玉県志木市では、小学校1.2年生で25人以下学級を実施した後、志木市教育委員会が少人数学級全員にアンケート調査をしたら「子ども一人ひとりの話を聞く機会が増えた」「子供同士のトラブルが減った」また「算数で個別指導がしやすく効果が上がっている」と8割の先生が答えるなど効用は明らかです。 
 また、35人学級を取り入れた岡山市の中学一年生はアンケートに「先生が近くなった感じ」「一人ひとりに教えてくれる」と答えるなど子どもたちのも好評なのです。
 私たち日本共産党はこれまでも一貫して30人学級の実現を繰り返し求めてきました。しかし、これまで以上にいろいろな問題が起こっているこんな状況だからこそ、すぐに少人数学級にすべきではないでしょうか。
 西宮市の子どもたち、先生たちも大変な教育現場で悲鳴を上げています。
 ゆとりある学校、わかる授業を求めるのは当然の権利です。
 全国的な流れに逆らい、取り返しのつかない事態になる前に子どもたちや現場、または保護者の最も求めている30人学級にするべきです。

    1. 学校週5日制と新指導要領が同時にスタートしてあっという間に1年がたとうとしています。今の状況、問題点を正確に把握することが重要だと思います。県教育委員会が先月、全県いっせいに小学校5年生と中学2年生の保護者対象に簡単なアンケートをとりました。
        西宮市では学校によってはPTAとして週5日制や土曜日の過ごし方ついて、保護者の思いを聞くアンケート調査を実施しているところもありますが、基本的な姿勢として西宮市教育委員会が市内の子どもたち、保護者の声など教職員も含めて早急に実態把握のための調査をすべきです。いかがですか。
    2. 全国の多くの自治体で自ら少人数学級を実施に踏み切っていますが、そのことについて市教委はどのように受けとめ、どのように考えますか。
    3. 西宮市でも早急に30人、少人数学級にすべきです。いかがですか。

普通教室のエアコンの設置

 1995年私が市議初当選後の初めての一般質問で学校の施設の改善について取り上げましたが、このときは、1つが学校に暖房の設置ともう一つがトイレの改修でした。
 そして、2000年9月の議会で「普通教室に冷房装置を」と求め、つづいて立垣議員、前議会では国が普通教室に冷房設置のための補助をつけると発表した事を受け早急に設置にむけて具体化をと杉山議員が求めるなど、子どもたちのおかれている教育環境が以下に劣悪なのか、最低限人間としてあたりまえの環境整備をすべきだと我が党は徹底して取り上げてきました。
1995年に教室に暖房をと質問して以来、改めて感じるのは、ここ4〜5年の内に急激に環境も悪化し夏が「暑い」だけではすまされないまさしく猛暑という状況になっているのです。
 また、これまで夏がおわり10月にもなれば「少しずつ紅葉も始まる」という状態が今年の10月は1/3の日数がいわゆる夏日といわれる高い気温であったと先日、気象庁も発表していました。
 このような大変な暑さ、状況のなかで西宮市の子どもたちは運動会の練習に取り組まなければいけないのです。子どもたちは夏休みが終わっても区切りなく猛暑の中で2学期の授業と運動会の練習に追われるのです。
 仮に大人が使う施設でこのような状況が許されるれるのでしょうか。
 子どもたちだけがこのような状況で心が痛まないでしょうか。
 私たちは、学校を豪華なホテル並に、と求めているのではありません。普通に過ごせる環境に整えるべきだと求めているのです。だからこそ、文部科学省も補助を出すことを決め、発表したのだと思います。

    1. いつまで子どもたちをこのような状態においておくのか、心が痛まないのか見解を求めます。
    2. 具体的通達や通知を待つのではなく、早急に設置計画等すすめていくべきと考えます。いかがですか。
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